法事の時にあると便利な香炉(角香炉)の使い方

自宅で法事・法要を行う時、あると便利な仏具の紹介です。

便利というか、ないと困ることになるので、必須と言ってもいいかもしれません。

 

各メーカーによって名称が異なり、【廻し香炉】【角香炉】【焼香盆セット】などと呼んでいますが、使い方は一緒ですので安心して下さい。

『仏壇で使っている香炉とは違います。』

『近々、法事がある方は読んでほしい。』

『具体的に何を買うべきかわかります。』

こんなことを、わかりやすく解説していきます。

 

私は、仏具問屋に勤めて10年以上になりますが、その間に聞かれたことや学んだことをお伝えしていきたいと思います。

 

最後には具体的なオススメ商品を紹介していますので、まずは、初めの一歩の「香炉の種類」から進めていきます。

本記事の内容

・お焼香で使う香炉は2種類あり!

・自宅での法要なら【お盆とのセット】がオススメ

・焼香盆セットの使い方

この3項目を中心にお話していきます。

※焼香の意味や、手順といった解説はしていませんので、あしからず。

お焼香に使う香炉は2種類

丸香炉と角香炉三回忌や七回忌などの法要を行うとき、お焼香を順番にしていくことになります。

その時に使う香炉には、【4角形】か【丸型】をした2種類の香炉のどちらかを使います。

 

【丸型の香炉】は、普段のお勤め時に使っている金属製や陶器製の香炉のことです。

 

【四角形の香炉】は、灰と抹香を入れることができる長方形をしたプラスチック製や木製のものになります。

 

今回は、四角形の【角香炉】【廻し香炉】と言われるタイプを中心に話していきます。

なぜなら、このタイプはお焼香の時とても便利だからです。

 

日常使いの丸い香炉については、コチラで詳しく紹介しています。

誤解の無いように言いますが、丸型の香炉を使ってももちろん構いません。
お盆に香炉と香合をのせましょう。
香炉は向かって左、香合は右です。
焼香のセット丸香炉と香合1
※香合とは、抹香を入れる専用の容器です。
焼香のセット丸香炉と香合使用例
問屋さん
売り物を勝手に使うわけにはいかないので、イラストです。

自宅の法要で使うなら、【お盆とのセット】がオススメ

5寸香炉焼香盆セット正面普段から使っている丸型の香炉や香合を焼香用として使ってもいいのですが、法事のときは僧侶も香炉を使うので、僧侶用に1組、焼香用に1組必要になります。

 

どうせ用意するなら4角形の「角香炉」、しかも【お盆とのセット】のものが便利なのでオススメです

 

便利な点は2点あります。

 

一つは【ジャストサイズなお盆】です。

横長の長方形サイズなので、必要以上に場所を取りません。

 

家にあるお盆でも代用できるのですが、大きすぎたり、持ちにくいことがあります。

 

もう一つは、【安く手に入る】ことです。

プラスチック製なら、焼香盆と角香炉のセットでも4~5千円で買えてしまいます。

木製になると1万円以上してしまうので、プラスチック製で十分でしょう。

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炭のいらない電気角香炉なんて言う商品もあります。

焼香盆セットの使い方

サンメニー5寸焼香盆セット自宅でする法要の場合、多くの方は正座をした状態でお焼香をする「座礼焼香」になるでしょう。

 

焼香盆セットには色々なサイズがあるのですが、今回はこちらの「焼香盆セット 5.0寸 小」を使って具体的に使い方を紹介していきます

 

基本的な使い方はどれも一緒なので、どの焼香盆セットでも大丈夫です。

 

焼香盆セットだけではお焼香はできないので、【灰】と【香炭】と【抹香】を準備します

➀オトシ(金属製の容器)に灰を入れる

灰は7分目くらい入れます

スレスレまで入れると、灰の上にのせる香炭が転がり落ちて危険です。

しかも、少しの風で灰が飛ぶので、すぐ周りが汚れてしまいます。

 

逆に少なすぎるとオトシが高温になり、周りのプラスチックを溶かしてしまう恐れがあります。

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オトシとは

金属でできた容器です。

ここに灰を入れ香を焚きます。

「落とし」、「おとし」と表記することもあります。

 

『灰を入れる必要がない』という商品があります。

陶器製の【焼香炉無灰】はお手入れしやすく、燃えカスは洗い流すだけで済みます。

 

対応する香炉が限られますが、灰のお手入れが面倒だな、と感じるなら使ってみましょう。

ちなみに、3色から選べます。(瑠璃色・黒條根色・黒天目色)

角香炉 無灰装着時
画像は瑠璃色を使用

②灰の上に香炭を置く

香炭を灰の上に置くのですが、香炭の形や大きさで燃焼時間が違います。

法要は長くても1時間で終わります。

香炭の数で調整しましょう。

 

今回紹介するのは「美芳香炭」です。

1欠片で45分程度燃えます。

短時間で済みそうなら2つに割って使いましょう。

③オトシの反対側に抹香を入れる

抹香は容器の半分も入れておけば十分です。

指で摘まんで取るので、多すぎると容器からこぼれてしまいます。

角香炉の抹香を入れるところ

④法要時間の前に炭に火を点ける

法要の10分くらい前に炭に火を点けて準備をしておきます。

火を点けた炭の上に軽く灰を被せておくと、抹香が一気に燃えず、煙も少なくて済みます。

⑤使い終わった後の片づけ

専用のスプーンで燃えカスをすくい取ります。

その後、灰ならしで灰を平らにします。

 

個人的には、家にある割り箸かピンセットで、燃えカスを取り除けば事足りると思います。

灰を平らにするのも、スプーンで充分かと。

ただ、灰は放っておくと湿気って固まるので、普段使いの香炉に移し替えておくか、捨ててしまって構いません。

 

安いものなので。

 

「いくら安くっても、大事に使いたい!」という声に応えるため、【灰ふるい器】という道具があります。

ゴミを取り除くと同時に、網で灰をろ過し、サラサラの状態に戻す効果があります。

種類もあるので、お好みで選べます。

 

掃除する時は、下に新聞紙などを敷いておきましょう。

飛び散ります。

あと、風のない状態にして掃除した方がいいです。

 

オススメは灰の飛び散りが少なくて済む、【灰ふるい器PART2】です。

まとめ

焼香盆セットの使用例

法要を自宅で行う際、お焼香に便利なのが、角香炉(廻し香炉)です

 

いちいち立ち上がって仏壇前に行く必要がありません。

特に、数人程度の法要ならこれで十分です。

 

お盆とセットのモノでも数千円で買うことができます。

 

サイズも多くあるので、仏壇のサイズや法要にくる人数を考えて選んでください。

 

具体的には、

◎5、6人で使用なら【慈愛(じあい)香炉 焼香盆セット

◎10人程度なら【焼香盆セット5.0寸

◎それ以上なら【焼香盆セット7.0寸

を、オススメしています。