仏壇の購入を機に、仏具もいっしょに揃えることが多いと思います。
その中でもおりんは、どの宗派でも使うとても大切な仏具の一つです。
そのおりんの中から、今回は「こだちりん台セット」を写真付きでレビューしていこうと思います。
メリットもありますが、デメリットもあるので、仏具選びの際の参考にして下さい。
基本情報
今回レビューするのは「こだちりん台セット 黒 リン2.3寸」です。
のちほど紹介しますが、この「こだちりん台セット」はシリーズ化され、バリエーションも豊富です。
その中で一番価格の安いものになります。
【材料】
「おりん」 真鍮
「りん台」 ABS。表面加工 ウレタン。クッション ウレタン
「りん棒」 PP
【寸法】
「りん台」 巾10.7cm奥行7.7cm高さ2.5cm
「りん棒」 全長13.3cm 先の直径1.2cm 手元の直径1.3cm
「おりん」 直径2.3寸(約7cm)高さ3.8cm
特長
りん布団を使わず、3つのウレタン樹脂がクッションでおりんを支えるタイプです。
りん台の横にはりん棒が置けるくぼみがあります。
メリット、そしてデメリットもあります
メリット
○セットなのに安い
○りん棒にひと工夫されている
○コンパクト設計
何と言ってもその価格には驚いてしまいます。
「おりん」+「りん台」+「りん棒」のセットでこの低価格!
一番お値打ちと言われる「広丸りん」単品でさえ、2千円以上はします。
安いものを探しているのなら、申し分の無い商品でしょう。
「りん棒」の手元の形が一般的な円柱形ではありません。
一部が変形していて、涙型になっています。
これはりん棒の転がり防止のためです。
元々りん台は場所を取るものではありませんが、このこだちりん台セットは布団がない分、背も低くできています。
なので、高さの無い上置仏壇や、手元供養用に使うとバランスが良く、邪魔になりません。
デメリット
・おりんの音が微妙
・りん棒が軽すぎる
おりんを鳴らしてみましたが、高音でした。
音の伸びもそれほどなく、正直「軽い」というのが私の感想です。
これはおりんが小さい上に、深さもないので仕方のないことではあります。
別に音が鳴らないわけではないので、音にこだわりがなければ十分な音色です。
カタログに材料が「PP」とあり、プラスチックであるとわかり納得。
よく見ると成形した跡もあります。
りん棒の軽さは先ほど言ったおりんの音にも影響します。
想像していただきたいのですが、軽いものと軽いものがぶつかっても大した音が出ませんよね。
その理屈と一緒で、りん棒が軽ければ、おりんの響きにも影響してきます。
あと、デメリットと言うほどでもないですが、気になったので一言。
布団を使わずに、ウレタン樹脂3点で支えているのですが、この樹脂に意外と吸着力があります。
なので、おりんがしっかり固定され、置いた後の微調整ができません。
上からまっすぐ水平に置かないと斜めになるので、何度も置き直すハメになりました。
【総評まとめ】「こだちりん台セット黒2.3寸」は買い?
と、なります。
理由は、安いなりの物だからです。
決してコスパがいいとは感じませんでした。
もし、私がこだちシリーズを買うとしたら、黒檀りん棒がセットになったものにします。
例えばこちら↓
おりんに深みと厚みがあり、音の伸びが違います。
【こだちりん台セット ねね(音々)黒檀色 杏 2.3寸 日本製 送料無料】
こだちりん台セットのバリエーションを一部紹介します
このほかにも【こだちりん台セット】にはこんなものもあります。
【こだちりん台セット りんね(凛音)黒丹色 金銀桜エンジ2.5寸 日本製 送料無料】
こだち りん台セット ことね 琴音 2.5寸のセット黒檀色 桜