【いらないの!?】戒名をもらっておいた方がいい理由

「戒名はどうすればもらえるのか?」

「どこに相談するの?」

「お葬式の前に戒名をもらう手順は?」

こういった疑問に答えていきます。

本記事の内容

・戒名は僧侶からもらいます。

・戒名のもらい方、2パターン紹介

・そもそも戒名ってなんぞや?

この記事を書いている私は、仏具問屋に勤めて10年以上になります。

毎日のように、位牌に戒名を彫ったり書いたりする手配をしています。

 

たまに自分で彫ったりもします(問屋で彫っている人は少ないです)。

文字彫り機械1

この経験から思うことは、「戒名に付いて知らない人が多い」です。

 

確かに、日頃から位牌を身近に感じる人は少ないです。

ですが、いつか自分も戒名をもらうことになったり、親の戒名の手配をすることになるかもしれません

 

わかってしまえば簡単なことなので、本記事で深掘りしつつ解説しようと思います。

「戒名」と「法名」の違いは宗派による呼び方の違いだけです。
浄土真宗系は「法名」といい、【法名軸】を使用します。
気になる方はこちらを覗いてみてください。

戒名はお寺の僧侶からもらえます

僧侶とお寺イラスト多くの方が亡くなった後に戒名をもらっています。

なので今回は、生前にもらう場合ではなく、お葬式の前にもらう場合をお話しします。

 

お葬式の準備段階で、僧侶に連絡を取り、通夜・告別式の日程の相談をすることになります。

 

その際、戒名に付いても話が出るでしょう。

 

具体的には、

お布施の金額によって【いわゆる「ランク」】があるので、金額をどうするか相談し、また、故人が希望していた字があれば伝えます。

僧侶によっては、故人の性格や趣味から戒名を考えてくれる方もみえます。

 

「ランク」とは簡単にいうと「院号」を付けるか付けないかです。

あとで、もう少し詳しく解説します。

【戒名のもらい方】2パターン紹介

相談する菩提寺がない場合

今まで菩提寺との付き合いもなく、お墓もないという場合、そのことを葬儀社の担当者に伝えましょう。

 

僧侶を紹介してもらえるはずです。

ちゃんと宗派に合わせて僧侶を手配してくれます。

 

戒名も必要ならその時もらえます。

戒名がいらないのなら、「読経」だけの依頼もできます。

 

そして、今後のことを考え「読経のみ」または「読経と戒名の依頼のみ」にしておくといいです。

 

ガッツリ檀家の関係を結ぶと、後で寄付の請求や寄り合いへの参加を促されることになるからです。

 

もちろん、今後も末永くお付き合いしたいと思ったのならそれでいいのですが、遠慮したいのであれば、「割り切った契約」にしておきましょう。

 

今ではネットで「割り切った契約ができる僧侶」を依頼することができる時代になりました。

法事の時にも安心です。


菩提寺がある場合

菩提寺の解説図菩提寺がある場合は、葬儀社に葬儀を依頼する時、菩提寺にも連絡を入れておきます。

 

僧侶の都合、葬儀社の都合をすり合わせて日程を決めていきます。

戒名もその時相談しておきましょう。

そもそも戒名ってなんぞや?

位牌の戒名例戒名とは、もともと出家する時に与えられる名前です。

俗世の名を捨てて、仏の弟子として「戒」を守って生きることの証です。

 

「戒」とは仏教徒が守るべき教えのことです。

ただ、現代人にとって「戒名」とは、あの世での名前のことを言います。

 

生前の名前のままでは仏の世界に行けないので、「死んだ後ですが、仏の弟子になりました」という証として戒名をもらっています。

戒名に「ランク」?

お布施をもらう僧侶戒名には「院号」を付けて、文字数が多くなることがあります。

戒名の構成についてはコチラ↓で詳しく解説しています。

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一般的に院号を付けると【お布施】も高くなります。

 

【お布施】とはいわば御礼のことなので、「自分の払える額でいいじゃないか!」と思われるでしょうが、やはり相場というものがあります

 

また、宗派によっても金額が違います。

院号を付けたいと思うのであれば僧侶にその旨、伝えましょう。

 

まぁ、きっと僧侶の方から「院号どうしますか?」と聞かれると思います。

問屋さん
私なら必要ありません、というかな。

お布施の相場は直接僧侶に聞いても構いません。

恥ずかしいとか、聞きづらいと思うなら、葬儀の担当者に聞いてもらいましょう。

 

間違えてはいけないのは「ランク」、つまりお布施の額が少ないからといって、成仏できないとか、位が低いとかはありません。

 

みな平等に仏の弟子になります。

勘違いしないようにしましょう。

ちょっとした【Q&A】にお答えします

お布施ここまで読んでくれた方の中には、

「こんな時はどうしたらいいのか?」

「この単語の意味は?」

など疑問や不安が出た方もいるかと思います。

 

簡単にではありますが、ポンポンと答えていこうと思います。

Q.菩提寺って何?

A.菩提寺とは、先祖代々の墓があるお寺のことです。

Q.菩提寺が遠いから、近くのお寺で読経や戒名をお願いしたいが可能か?

A.まずは、菩提寺に電話してお伺いを立ててみましょう。

わざわざ飛行機などで来てもらうのも悪いですし、こちらも出費がかさみます。

誠意をもって「来てもらうのも申し訳ないので、近所の僧侶に頼むつもりです」と言えば、了解を得られるでしょう。

Q.戒名をもらいたくないけど、いい?

A.無宗教式を選ぶといいでしょう。戒名は必要ありません。

仏教式でお葬式をする場合、戒名を付けるのがほとんどですが、個人の考えもあるので、僧侶とよく相談してください。

俗名のままでも可能と言ってくれるかもしれません。

ただ、位牌やお墓のこともあるので、家族ともよく話し合いましょう。

Q.菩提寺と違う宗派の戒名をもらってしまったけど、どうしよう?

A.宗派によって戒名の構成が違うので、ちゃんと菩提寺から戒名をもらってください。

もちろん、その際お布施が必要になります。

戒名を間違えたままだと、納骨や法要を断られることがあります。

Q.自分で好きに戒名を付けることはできるの?

A.勝手に決めることはできません。

先ほども話しましたが、戒名は「僧侶から仏の弟子となった証」としてもらうものです。

芸名とは違います。

どうしても自分で付けたいのであれば、生前から僧侶に相談しておきましょう。

「生前戒名」という手もあります。

「僧侶からいただくのが戒名」が基本です。

まとめ

僧侶とお寺のイラスト戒名は僧侶からいただく【仏の弟子となった証】です。

菩提寺があるのならそこの僧侶に戒名を依頼しましょう。

 

戒名にも「ランク」があるので、お布施の金額が変わります。(ランクが低いからと言って成仏できないわけではありません)

 

相場を知っておくことが大事。

わからなければ僧侶に聞いてしまいましょう。

 

仏教式でお葬式をする場合、ほとんどの人が戒名をもらい受けます。

「戒名はいらない」というのなら無宗派式のお葬式をするのが一般的です。

その場合、先祖と一緒のお墓に入れなかったり、法要をしてもらえないことがあるので、よく考えてください。