大ヒット漫画「鬼滅の刃」の登場人物であり、劇場版「鬼滅の刃～無限列車編～」で壮絶な戦いを見せてくれた【煉獄杏寿郎をイメージした位牌】を作りました。
２０２１年１０月４日～６日に名古屋の吹上ホールで開催された、名古屋仏具卸商協同組合主催「名古屋仏具・仏壇展示会」に展示させてもらいました。
製作のきっかけ➀「規格外の位牌がゴミのようだ・・・」
そもそも、なぜ作ろうと思ったのかというと、私の会社に、たくさんの使わなくなった位牌があったからです。
「使わない位牌って？」と不思議に思われる方もいるかと思います。
位牌は、色々な種類や大きさがあるのですが、規格のサイズというものがあります。
しかし、何かの間違いでサイズを間違えて作ってしまうことが昔は稀にあったそうです。
そんな位牌がたくさん倉庫に眠っているのを入社当初に見つけました。
もったいないと思いつつも、売れるわけではないので結局ほったらかしです。
製作のきっかけ②「ガンプラからアイデアが生まれる」
そのまま数年の時が経ちました。
趣味のガンプラも子供が大きくなってきたので始めた頃でした。
余っている位牌を何かに使えないだろうか、とふと考えました。
塗装道具はあるので、位牌をガンプラのように塗装したら面白いなと漠然と思っていました。
「位牌なのだから、亡くなったキャラクターをモチーフにしたほうがいい」とか、
「やはりガンダム好きだし、アムロかシャアだな」
「黒い三連星もいい、いや先にランバラルだろ」
なんて妄想が膨らんでいったのを覚えています。
製作のきっかけ③「鬼滅にハマる40代の男」
そんな時、「鬼滅の刃」が流行りだしました。
みるみる人気漫画となり、劇場版が上映されると聞きました。
ただ、その時の私は、特に関心もなく、Yahoo!ニュースで人気ぶりを知る程度でした。
「鬼滅」にハマリだしたのは、テレビシリーズの編集版が土日に放送された時からです。
いや、面白かった。
特に、那田蜘蛛山（なたぐもやま）での下弦の伍である累との最後の戦闘シーンにやられました。
挿入歌の「竈門炭治郎のうた」最高です。
タイミングもバッチリ。
アニメ観て泣くなんて、小五の時「風の谷のナウシカ」を観て以来ではないでしょうか。
比喩ではなく、本当に鳥肌立ちましたから。
それから漫画を読み漁り、劇場版である「無限列車編」を鑑賞しました。
ここで心に決めたのが、【煉獄さんの位牌製作】でした。
私の中で「煉獄位牌」以外考えられなくなり、妄想やアイデアが【ぶわっと】出てきました。
製作過程
まずはデザインを考え、あと配色もイメージして決めます。
簡単にイラストにして、イメージボードのように絵具で描いて色のバランスを見ていきました。
位牌は真っ黒でツルツルしたものなので、そのまま塗装すると塗料がうまくのらず塗膜が弱かったので、ガンプラ作りと同様、ペーパーをあて、塗料の食いつきをよくしました。
炎の形の型を作り、４センチのマスキングテープ（１００均で購入）に写し取ります。
デザインナイフで丁寧に切り、位牌に張り付けオレンジ色の部分と炎の赤色の部分とを塗り分けてます。
塗装が完成した後に文字を彫っていったのですが、ここで失敗しました。
文字を彫っていると、細かい字の部分の塗装がはがれてしまっていました。
ガンプラと違ってプラスチックを溶かして食いつきをよくできないので仕方ないことです。
なので、次からは塗装の前に字を彫ることにしました。
細かい製作工程は飛ばしているため、わかりずらい文章になってしまいました。
機会があれば、整理したいです（反省）。
位牌のサイズ
先にも話しましたが、余っていた位牌を使っているので、選択肢はなかったです。
「京千倉 吹蓮華 ３寸」の箔下を使用しています。
規格外のものになり、札巾が通常よりも広いです。
箔下とは
箔下に金箔や金粉の装飾をして位牌の完成となる。
本当は５寸くらいの位牌で作りたかったんです。
その方が迫力もあって煉獄さんのイメージに合っている気がするからです。
でも仕方ありません。
売り物に手を出すわけにはいかないですからね。
今後の展開（希望的観測かなり多め）
今回作製したものは非売品ですが、このような【アニメとコラボした位牌】に関心が集まれば、ゆくゆくは商品化！と思っています。（あくまで夢ですけどね）
その為には、まず、集英社などに許可をいただかなければ・・・・。
仏具・仏壇の展示会（名古屋市）に展示した反応
今回、わが社の社長の許可を得て、「名古屋仏具・仏壇展示会」に展示をしました。
実は見ていただくだけでなく、その場でアンケートも実施していました。
質問内容は、
３日間だけでしたが、たくさんの回答をいただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。
結果は、８割以上の方が好意的な意見でした。
回答いただいたのは、一般の方ではなく、小売業者の方のみです。
一般の方の入場ができない展示会なので当たり前ですが。
年齢層は4０代から６０代が多かったと思います。
男性が８割でしょうか。社長や仕入れ担当の方が多かったです。
多分、忖度も幾分あると思うので、そのまま鵜吞みにはできませんが勇気をもらえる結果に素直に喜んでいます。
何より、煉獄さんが好きなので、このような発表の場ができて嬉しかったです。
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