お葬式の前に家族が決めること

お葬式を進めていく上で、家族が中心となって決める必要があるものを紹介していきます。

 

簡単な言葉で説明しているので、物足りないと思ったらコメントを残していただければ、詳しく返答したいと思います。

決めることリスト

◎喪主・・・・お葬式の代表者

◎宗派・・・・仏教、神道、キリスト教など

◎プラン・・・家族葬、一般葬など

◎日程・・・・日取りを決める

◎場所・・・・どこでお葬式をする

以上のことを、家族が中心となって葬儀社の担当者と決めていきます。

お葬式までの流れ 葬儀の前に決めること

【大前提】お葬式は故人のためにあります

お葬式の準備をする前にまず一番にすることは、【故人の希望の確認】です。

・遺言書の確認

・エンディングノートの確認

・生前どんなことを話し合っていたか

ご家族とよく話し合い、なるべく故人の言っていたことを叶えてあげてください。

 

どんなことを聞いておくといいかは、コチラ↓で楽しめるように解説しています。

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【先に注意点がひとつ!】

「わしの葬式は何もせんでいいぞ!」と生前いってたとします。

この「何もしなくていい」はかなりくせ者で、人によって色んな意味にとれるので気を付けた方がいいです。

 

本当に火葬のみをする【直葬】でいいのか、家族だけの【家族葬】を言っているのか、あくまで【一般葬】で大げさにはしてくれるな、という意味なのか。

 

この「何もしなくていい」は何とも曖昧です。

こんなことのないように、時間があれば事前見積りを取っておくと一番いいでしょう。

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喪主を決める

喪主のイラスト一般的には、配偶者が喪主を務めます。

ただ、高齢で体力的に不安があるなら、その子供に喪主を務めてもらいましょう

 

配偶者がおらず、子供が未成年の場合、親戚から後見人を立てればその子供も喪主になれます。

 

平たく言えば誰もが喪主になってもいいのですが、基本は故人の位牌、仏壇、お墓を今後守っていく人、購入する人がふさわしいです。

私の祖父が亡くなった時、祖母が喪主を務めました。

20人程が参列した家族葬でしたが、祖母は慣れない喪服(和装)を着てしんどそうでした。

座っているだけでも疲れるようで、初七日の読経の後の住職の話が長く(20分くらい)、途中で「もういいから!」と話を遮り、みな苦笑いでした。

後でみんなして「確かに話、長すぎだよね」と笑いあいました。

宗派を確認しておく

宗派で悩む人故人の宗派が何なのか確認します。

日本人の90%以上は仏教式でお葬式をしますが、残り10%以下の神道式やキリスト教式で行う可能性もあります。

 

仏教式にしても、浄土真宗や真言宗などの宗派があります。

宗派を知っておかないとお葬式の形式が決まらないので、事前に確認しておきましょう。

 

故人の希望が無宗派式なら、故人の意志を尊重してあげてください

 

ただ、その場合、先祖のお墓に入れなかったり、戒名がもらえないこともあります。

 

また、無宗派式は葬儀の担当者の経験値がモノを言います。

無宗派式をやったことのない担当者もいるでしょうから、その辺の見極めも大事になってきます。

 

なんにしても、喪主と家族でよく話し合い、ベストな選択をしていきましょう。

お葬式の種類(プラン)を決める

お葬式の種類(プラン)や規模は、葬儀社の担当者を交えて相談しましょう。

最近では、様々な種類のプランがあります。

 

決め方のコツを一つ伝授させていただきます。

 

それは【参列者の数】を調べることです。

 

故人がどんなお葬式にしたいか言っていなかった場合、参列者の人数を喪主が中心となり決めていくと思います。

 

参列者の人数が決まると、おおよそのプランを決めることができます。

表にしてみたので参考にしてください。

参列者の数プランの目安
10人程度直葬(火葬式)、一日葬、家族葬
30人程度一日葬、家族葬
50人以上一般葬、社葬

それぞれの特長とメリット・デメリットを簡単に紹介します。

直葬の特長

直葬とは?通夜・告別式をしません。

安置場所で簡単なお別れをして、火葬場へ搬送します。

 

最近、都心部を中心に直葬を選ぶ方が増えてきたという報道もあります。

確かに費用が安く、時間も短縮できますが、安易に選ぶと後々後悔することになるので注意が必要です。

 

ちなみに、もし私の家族が亡くなったとしたら、私は直葬は選択しません。

 

直葬のメリット

費用、手間が抑えられます。

他のプランに比べると時間短縮にもなります。

 

直葬のデメリット

時間がないので、ゆっくりお別れの言葉を掛けたり、参列者が故人の前で思い出話に花を咲かせるなどは難しいです。

 

ごく身近な親族のみで行うので、遠方の親族の理解が得られないことがあります。

 

菩提寺がある場合、戒名やお墓に入るのを断られる可能性があります。

菩提寺とは・・・

菩提寺(ぼだいじ)とは、代々その寺の宗旨に帰依して、(先祖の)位牌を納めてある寺菩提所とも呼ばれる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

安置場所が自宅でない場合、専用の安置施設になるため、故人と一緒に過ごすことができないこともあります。

 

費用が安いからと安易に選ぶと後悔することになります。

内容をよく理解し、遺族が納得できるプランなのか調べる必要があります

一日葬の特長

一日葬とは?一日葬は通夜を行いません

 

葬儀、告別式から火葬までを一日で済ませます。

簡単にいうと【通夜のない家族葬】です。

 

ちなみに葬儀とは、遺族や近親者が故人の魂をあの世に送る儀式。

告別式とは、故人と関わりのあった人達が別れを告げる式典です。

 

この二つを合わせて、

儀】+【告別】=【葬式】です。

 

一日葬のメリット

2日かかる一般的なお葬式の通夜を省略して1日で済ませるので、時間短縮になります。

費用もその分安く抑えることができます。

 

遠方から参列する方や高齢の方にとっては、費用や体力面の負担が軽くなります。

 

一日葬のデメリット

本来2日かかるお葬式を1日でするので、バタバタするかもしれません。

 

菩提寺があるなら、住職に簡略化することを事前に伝えておきましょう。

家族葬の特長

家族葬とは?現在、最も多くの方から選ばれているプランです。

身内とごく親しい人のみで執り行います

 

1日目に通夜、2日目に葬儀・告別式など、一般葬と変わらないスケジュールになります。

 

家族葬のメリット

知らない人が来ないので、気兼ねなく故人とゆっくりお別れの時間を過ごすことができます。

 

イレギュラーが少ないので、急な準備や出費の心配をしなくてもいいです。

喪主の方も、変な緊張をせず臨めるでしょう。

 

家族葬のデメリット

故人の友人に参列の希望があった場合、人数によっては断る必要がでてきます。

なので、先方に不快な思いをさせてしまうかもしれません。

 

後日、弔問に来てくれた方に、その都度対応しなければいけなくなります。

一般葬の特長

一般葬とは?いわゆる「お葬式」と言われるのが一般葬です。

誰しも一度は参列したことがあるのではないでしょうか。

 

故人と付き合いがあった方々が集まり、みんなで見送ります。

 

1日目に通夜、2日目に葬儀・告別式を執り行います。

その後火葬場で荼毘に付され、斎場に戻り初七日、精進落とし(会食)をするのが通例です。

 

一般葬のメリット

遺族や故人の知人、友人、会社関係者など様々な人が参列してお別れができます。

 

遺族にとっても一度に皆様にお礼のあいさつができます。

 

儀礼的な行為をすることで、気持ちの整理もでき、故人に対してしっかりお別れができます。

 

一般葬のデメリット

参列者が多いと、その対応が大変になります。

 

セレモニーホールなどはスタッフがいるので任せておけばいいのですが、自宅や公民館でお葬式をする場合、基本自分達で準備をすることになります。

 

親族だけならそれほどマナーに気を掛けなくてもいいのですが、他人の目もある一般葬では最低限の知識、あいさつを覚えておく必要があります。

 

参列者の人数が読みにくく、予定通りにいかないことがあります。

そのため香典返しや会食費用が増えるかもしれません。

社葬の特長

社葬とは?会社の代表や功労者が亡くなった場合に、会社として行う葬儀を社葬と言います。

社員が仕事中の不慮の事故などで亡くなった時も社葬を行うことがあります。

 

社葬のメリット

会社が費用を負担するので、遺族の負担はありません。

 

社葬のデメリット

規模が大きくなりがちなので、大きな斎場が必要になります。

故人とのお別れができないこともあります。

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一度参列したことがありますが、別室のモニター越しに告別式を観ていました。

日程を決める

スケジュール帳亡くなったら次の日に通夜を・・・・と考えている方も多いのですが、そんなことはありません。

 

仏教式の場合、お寺の住職の都合を聞かなくてはいけません。

近くの斎場に空きがないこともあります。

火葬場の予約でいっぱいかもしれません。

 

つまり、「住職」「斎場」「火葬場」「お日柄」の4つが揃わないと、お葬式の日程は決められません。

 

「斎場」と「火葬場」は葬儀社の人が予約を入れてくれます。

 

菩提寺があるなら住職と連絡を取り、予定を伺いましょう。

ないのでしたら、葬儀社が手配してくれます。

 

個人的にネットで住職(読経のみも可)を依頼することもできます。

その場合、葬儀社を通さない分お値打ちになるかも。

 

「お日柄」に関しては、友引を避けたり、火葬場が休みの日を避けなければいけません。

年末年始やゴールデンウィークなどは休む火葬場が多いです。

東京在住の友人の体験談です。

亡くなって、1週間くらい葬儀を待たされたと言っていました。

ただ、そのおかげで故人(奥様)とゆっくり過ごすことができた、と笑っていました。

お葬式の場所を決める

現在、多くのお葬式は斎場やセレモニーホールと呼ばれる専用の会場を借りて執り行われます。

 

一昔前は自宅や菩提寺で行うこともありましたが、住宅事情や人手不足でこの形はなくなりつつあります。

 

斎場の決め方ですが、

・自宅に近い

・参列者が入る広さがある

・駐車場がある

・交通の便がいい

・バリアフリーになっている

こんなことを考えながら決めるのがいいでしょう。

 

慌てて決めるとガッカリしたり、不便だったと後悔してしまうので、事前に下見に行ったり、資料請求をすると安心です。

他に決めたり、しておくといいこと

葬式に直接関係ありませんが、しておいた方がいいことです。

・お金の用意

・宿泊の手配

・整髪

・死亡届の提出

現金の用意を忘れずに

atmお葬式には、ある程度まとまったお金が必要になります。

カード払いができたり、分割払いができる葬儀社が多いですが、現金のみの取り扱いしかしない所もあります。

 

また、住職に渡すお布施や、霊きゅう車、マイクロバスのドライバーなどへの心づけも現金です。

 

ただ、公営の火葬場では心づけを禁止しています。

宿泊の手配

遠方からくる親戚や知人のために、宿泊施設を用意するなら予約しておきます。

 

ただ、これは本人たちに任せて、後日かかった経費を渡すのもアリです。

 

自宅に部屋があり、泊めることができるなら費用を抑えることができますが、葬儀のことでバタバタするので、おもてなしは無理しないで、できる範囲でいいでしょう。

髪を綺麗にしておく

白髪染めお葬式まで時間の余裕があるのなら、美容院や理髪店に行き、身綺麗にしておくのをオススメします。

 

臨終の前後は、世話や通院で自分のことは二の次だったはずです。

死亡届を提出しに行く

死亡届の提出役所への提出は、葬儀社の方に代理を頼むこともできます。

ただ、書類を書くのは身内の誰かじゃないといけません。

あくまで、提出の代行です。

任せられることは葬儀のプロに任せてしまいましょう。

 

ちなみに、死亡を知った日から7日以内に役所へ提出しなければいけません

うっかり忘れると、埋葬・火葬をするための許可が降りず困ったことになります。

まとめ

いざ、お葬式をしようとしても、何をしていいかわからないものです。

そうなる前に、あらかじめどんなことを決めるのかを知っておくと、段取り良く決めていくことができます。

 

・喪主を決めます。

・葬儀社を決めます。

・宗派の確認をします。

・葬儀のプランを選びます。

・葬儀場所を選びます。

 

この基本を押さえておけば、問題ありません。

あとは、葬儀社の担当者や家族と話し合いながら、後悔のないお葬式を執り行うだけです。